「アートとTシャツと私」展 2021.07.17. - 8.1 出品原画作品
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「I'm still alive」
新宅 加奈子
額装 無し (アルミ複合板加工 裏面木製ゲタ付き)
¥59,400円 (税込)〜 【エディション10】
ed1~3 : 59400円
ed 4~7 : 64400円
ed 8~10 :70400円
A2サイズ(420×594mm)
セルフポートレート
インクジェットプリント、サテン紙、アルミ複合板加工
新宅加奈子
1994年生まれ、京都を拠点に活動。2019 年京都造形芸術大学大学院総合造形領域修士課程専攻修了。 「生きている事を確認する行為」として 2010 年より全身に絵の具を纏い始め、身体と精神を拡張し自己からの脱却を図る。その行為をセルフポートレートとして展開。また、展示会場では 1日4時間絵の具を纏い続けるパフォーマンスを行う。
個展として、「I’m still alive (京都:KUNSTARZT 2018)」や「embodiment(京都: KUNSTARZT 2019)」「indication(京都:京都写真美術館 / 東京:KKAG ギャラリー 2019)」など。受賞歴として、アートアワード東京丸の内 2019 にて丸の内賞(オーディエンス賞)受賞。その他 NONIO ARTWAVE AWARD 2020 にてペインティング部門グランプリを受賞。ヨコハマトリエンナーレ 2020 episode00 出演作家。
時々私は裸になって絵の具を全身に纏います。
皮膚の上で混ざり合う絵の具は、私が私である事を超え、人間という身体を持った存在である事も忘れさせます。
それは単なる欲求や衝動ではなく、自分が自分として生きていく為に必要な行いとして始まりました。
むしろ、儀式のようなものだったのかもしれません。
私の日常のなかで現実感が希薄になり、放っておくと、「今ここにいる」という実感が徐々に失われていき、その恐怖で、私の心身は硬直してしまう事があります。
その為、私はこの儀式を繰り返す事により、そのような恐怖を取り除き、そして確かに生きている事を確認しているのです。